携帯電話 中古を分かりやすく表現してみよう
正確な情報の伝達記録保存に、証拠力のある文書が欠かせません。
外国の地名(中国など新体文字使用の国は除く)と外来語は、カタカナで書きます。
できる限り原音に近く、読みやすい書き方が望まれます。
ビジネス文書には、一定の形式が要求されます。
頭語(拝啓、前略など)と結語(敬具、草々など)は一体のものなので、よく調べて使わなければいけません。
ビジネス文書の“決まり文句”を上手に使って仕上げましょう。
敬語には「尊敬語」「謙譲語」「ていねい語」の3種類があります。
一般的な手紙と違い、ビジネス文書では、文章の構成から言葉一つに至るまで、ある一定の形式が要求されます。
その理由は、2つあります。
ビジネス文書の一番の役割は、簡潔に、ビジネス上の用件の要点を伝えることです。
できるだけムダを省き、読み手が時間をかけず、楽に理解できるような、決まった形の文書づくりが求められるわけです。
親しき仲にも礼儀あり、とプライベートな付き合いでも、ある一定の“格調”が大切です。
いわんや、ビジネス上の付き合い。
相手に軽んじられたり、憎まれたりするようなことがあっては一大事です。
「お元気?私のほうも元気にやっています。
ところで、お宅の会社との取引についてですが……」では、まとまる話もぶちこわしでしょう。
独創的な表現は、ごく親しい人には通用しても、全体に理解してもらえるとは限りません。
「バカにされた」と、受け取られる場合は多いのです。
そこで、あるレベルの格調を感じさせるような、決まった書き方が求められるのです。
書き出しの文句は「頭語」と呼ばれます。
“書き出しの礼詞”といわれ、ビジネス文書には欠かせません。
末尾の文句とは、末文と結語です。
文書の終了を示し、改めて用件の念を押しながらするあいさつです。
場合によっては、末文を省略することもありますが、結語は、必ず入れます。
頭語とセットになっているので、最も合う言葉を選びましょう。
〔一般に〕まずはとりあえずごあいさつ(お願い、お祝い、お見舞い)申しあげます。
まずは取り急ぎお見舞いまで。
右ごあいさつまで。
書中をもってはなはだ略儀ながらご祝詞申しあげます。
以上、とりあえず。
用件のみ申し述べます、など「まずは」「右」「書中はなはだ」「とりあえず」「以上」が、末文を書き起こす決まり文句です。
〔通知〕まずはご通知申しあげます。
まずはお知らせまで。
とりあえずお知らせ申しあげます。
とりあえずご通知かたがたお礼まで。
取り急ぎご送金のご通知まで。
取り急ぎ書中をもってご通知申しあげます、など。
〔照会〕まずはご照会申しあげます。
まずは取り急ぎご照会まで。
以上、取り急ぎご照会まで。
誠にお手数ですが、至急ご返事くださいますようお願い申しあげます。
至急、折り返しご連絡のほどお願いいたします。
なにぶんのご回答をわずらわしたく願いあげます、など。
〔案内〕まずはご案内まで。
まずはとりあえずご案内まで。
謹んでご案内申しあげます。
お礼かたがたご案内申しあげます。
〔依頼〕ご依頼申しあげます。
以上、ご依頼申しあげます。
ごあいさつかたがたご依頼申しあげます。
なにぶんよろしくお願い申しあげます、など。
〔申し込み〕まずはとりあえずお申し込みまで。
以上、取り急ぎ申し込む次第です、など。
〔配慮〕なにぶんよろしくお願いいたします。
なにぶんのご配慮を願いあげます。
今後ともよろしくお引立てのほどお願い申しあげます。
今後とも相変わりませぬご愛顧のほどお願い申しあげます。
引き続きご用命いただきたくお願い申しあげます、など。
〔おわび〕悪しからずご了承賜わりますようお願い申しあげます。
なにとぞ事情ご賢察のうえお許しくださいますようお願い申しあげます。
ご容赦賜わりたくここにお願い申しあげる次第でございます。
ご宥恕のほどひとえにお願い申しあげます。
なにとぞご海容賜わらんことをひとえにお願い申しあげます、など。
〔回答〕まずはご返事(ご回答、お知らせ)申しあげます。
取り急ぎご回答申しあげます。
右、ご返事まで。
以上、ご返事申しあげます、など。
〔断り〕残念ですが貴意に添いかねますので、悪しからずご了承くださいますようお願い申しあげます。
誠に残念ではございますが、別の機会に譲らせていただきたく、悪しからずご了承ください。
不本意ではありますが、このたびはお断り申しあげます、など。
〔祈り〕ご自愛専一のほど願いあげます。
時節がらご自愛のほどお祈り申しあげます。
ご自愛のほど心からお祈り申しあげます。
末筆ながら、貴社のご繁栄をお祈りいたします、など。
〔約束〕詳しくは参上のうえ申しあげます。
委細はお会いしたうえで追って近いうちにお伺いいたし、詳しくお話申しあげます。
詳しくは後便にて申しあげます。
詳細わかり次第ご報告いたします、など。
〔返事の催促〕ご返事をお待ちしております。
なにぶんのご返事を願いあげます。
至急ご回答をお待ちいたしております。
ご返事を賜わりますようお願いいたします。
折り返しご回答くださるようお願い申しあげます。
ご繁忙のところ恐れ入りますが、ご返事を賜わりますようお願い申しあげます。
ご面倒とは存じますが、ご一報くださいますようお願いいたします。
ご返事をいただけますと幸いでございます。
勝手ながら準備の都合もございますので、ご来臨の有無をご一報くださいなど。
頭語のあとにすぐ続く霜葉で、日本の手紙文独特の形式です。
伝統的な漢語表現と、季節感による表現の2通りありますが、ビジネス文書では前者のみ使います。
簡単に「時下」で済ます場合も多いのですが、やはり、きちんと書くほうがよいのです。
一般の手紙でももっともむずかしく、気をつかうのが、相手の呼び方です。
なんといっても、日本h“肩書き社会”なのですから、目上目下のはっきりした区別が要求されます。
確かに、後輩から「山田クン」と呼ばれたらはらが立つでしょう。
相手の立場に立って考える――一これは、ビジネスに限らず、人間関係を律する最低のルールではないでしょうか。
ビジネス文書には、最も必要な心得です。
受け取る側が個人であっても、また組織であっても、相手に対しては「尊称」を使わなくてはいけません。
しかし、これだけでは、相手を“尊敬”することにはなりません。
もうひとつ忘れてならない心得は、自分について“卑称”を用いることです。
「田中様、私は山田様だ」では、困るのです。
特に「尊称」はかなりの種類にのぼるので、相手の社会的地位、職業、自分との関係を考慮して、上手に選ぶようにしなければいけません。
日本語の美しさは、「敬語」による、といっても過言ではないでしょう。
逆に、日本語をむずかしくしている“元凶”の一つ、というワルクチも聞かれます。
でも、この複雑な敬語の微妙な使い分けが、日本人の人間関係を豊かにしている事実を、多くの人が認めざるをえないでしょう。
敬語は、お互いを認め合い、尊重しあう心の表現です。
最近、マスコミを騒がせている青少年の非行問題は、根本では学歴社会のひずみが原因かも知れませんが、大きな部分は、「敬語の乱れ」――「日本語の乱れ」――「目上に対する礼儀の喪失」――「人格を尊重する心の喪失」につながっているのではないかと思われます。
「最近の若いやつらは、ロのきき方を知らん」――こんな年輩者の批判を、「オジンが古くさいことを」などと笑っていたら、あなたはしょせん、それだけの人間で終わってしまいます。
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